さて、表示画像の準備編で使用したクリップアートを再び使います♪ 準備編で作った画像を挿入してもOKです♪(この作業は画像の準備が適当だと痛いことになります)
で、最も大切なのは、画像をめいっぱい拡大しておくことです(笑)。いえ、ジョークじゃなくて本当に!
画面一杯に開いてあるエクセルでこのくらい大きくしちゃってOKです。と言うのも、これからする作業は後で「縮小することに意味がある」からなのです。では、作業に入ります。
まず、「図形描画」のツールバーを出します。既に表示されていれば良いのですが、画面上に無い方は、表示>ツールバー>図形描画で表示させてください。なお、エクセル2007の場合は2003以前と全くやり方が違うので、ちょっとゴメンナサイさせてください(手元にありませんし)。
この図形描画ツールバーにある、オートシェイプ>線>フリーフォームを選びます。
ドロー系ソフトに慣れている方は曲線でもイイと思いますが、初めての方は「フリーフォーム」がオススメです。
このフリーフォームは多角形を簡単に書くことができます。クリックしたところが角になるので、曲線でも細かく角を作ることでまるで曲線のように表示することができるのです。では、早速やってみましょう。私は左回りが好きなので、壺の左肩あたりから下方向へ角を打っていくことにしました。
上の画像はクリックした場所(角)を「頂点」として表示したモノです。こんな具合に、好きなだけ「頂点」を作ってなめらかな曲線に仕上げてみてください。
もし途中で少しずれてしまった場合も余り気にせず仕上げてみてください。頂点の編集でキレイに直せますから。
なお、この「フリフォーム」はクリックしていると頂点が角になりますが、ドラッグすると曲線になるので気をつけてください。
これができあがった壺の枠線です。目立つようにラインを「白」くしていますが。
もし、食い込み、はみ出し、気に入らない点がありましたら・・・
画像の上で右クリックをして、「頂点の編集」を選択してください。
「頂点」の上にマウスをのせると、マウスカーソルが変わります。四角「■」の4辺に各々三角「▲」がくっついているかと・・・。直したい「頂点」にマウスをのせ、左ボタンを押したまま、本来の位置へドラッグしてください。
誌面の都合上、小さくなっていますが、お気になさらずに。
ええと、これで、壺の形ができました。ここから先、何しろっちゅうーねんですね。
作成した図形の上で右クリックして、「オートシェイプの書式設定」を選んでください。
「色と線」タブを選んで、塗りつぶし枠の「色」を「塗りつぶし効果」にします。
「図」タブを選んで、「図の選択」ボタンをクリックします。
以前作成して保存しておいた背景を切り取った画像を選択します。表示するモノによっては「図の縦横比を固定する」にチェックを入れた方が良いこともあります。後でチェックのオンオフが可能ですので、違いは試してみてください。
画像を選択したら「OK」ボタンをクリック、オートシェイプの書式設定画面も「OK」ボタンをクリックします。
さて、どんな画像になりましたでしょうか?
ちなみに私の場合はわかりやすくするために白いフチ枠がありますので、取り除いてみましょう。後は本来の大きさに縮小してみてください。縦横比を維持したまま縮小するには、シフトキーを押しながらがいいかもしれません。
手慣れないと簡単にいきませんし、複雑すぎる画像には向いていませんが、何かのお役に立てれば幸いです。
あ、黒いフチ周りを削除しないで読み込んでみると・・・こういうことになります。お気をつけ下さい。
ちなみにこちらがその見本♪ → 080911_tsubo-mihon.xls